日韓市民社会フォーラム2009
持続可能なまちづくりを通じた北東アジアの“緑色共同体”

昨年秋のリーマンショックがもたらした金融危機によって激化する貧困対策 と温室効果ガスの大幅削減による低炭素社会の構築は、私たちの暮らす北東アジアが直面する共通の課題です。

市場原理主義に基づいたグローバリゼーションが大きな見直しを迫られる 今、北東アジアの共通課題を解決するために、人と人、人と自然がしっかりと結びついた“地域”を、持続可能な形に変えていくことが強く求められていま す。

2002年から始まった今回の日韓市民社会フォーラムでは、“食と農”を中心 とした“持続可能なまちづくり”を進める韓国の鎮安郡を訪れ、あらためて北東アジアにおける“地域”の重要性を再発見する予定です。そして、そうした “持続可能なまち”が国境を越えてつながりあうことで、北東アジア地域に、環境と平和の“緑色共同体”を実現できればと考えています。

北東アジアでの“緑色共同体”づくりへの第1歩、あなたも参加してみませ んか?

※“緑色共同体”とは、環境のみならず福祉や平和などを優先した共同体を意味します。

・めったに訪れることのできない農村型の“持続可能な地域”鎮安郡で分科会 を開催!!

・“緑色共同体”づくりを通じた北東アジアの平和を徹底討論!!


■ 日 程 : 2009年10月15日(木)〜10月18日(日) 3泊4日

■ 場 所:韓国 (分科会10/15-16)全羅北道 鎮安郡/(全体会10/17)全羅北道

■ 参加費:

 ○一  般  90,000円

 ○学  生  60,000円

 ○現地参加 25,000円

★参加〆切★ 2009年9月30日(水) 〜末尾の参加申込フォームからお申込みください〜

■ 主 催:(日本)日韓市民社会フォーラム実行委員会

■ プログラム(2009年7月15日現在、敬称略)

【10月15日(木)】

07:00 成田空港 第2ターミナル集合
08:30 成田空港出発(OZ105便)
11:00 仁川空港到着  ※バスにて鎮安に移動、車中で鎮安についてのミニレクチャーを予定
16:00 鎮安郡内を視察
18:00 歓迎晩餐会 郡主・郡議長なども参加
21:00 終了 ★分科会別に宿泊

【10月16日(金)】 分科会

第1分科会◎農村集落と公共事業・産直

農村はいつも公共事業に直面し、大きな変化に向き合っている。龍潭ダム建設 で水没した農村の状況を見ながら、ピンチをチャンスに変えた臥龍村の大きな 挑戦を見直してみる。あわせて、農産物の全量加工の地産地工運動と農村体 験、産直流通事業を展開している地域現場を見学しながらグローバリゼーショ ン時代の農産物開放に対応する日韓の農村を比較する。

午 前 現場訪問

・臥龍村会館、訪問者センター、農産物加工施設
・龍潭ダム 水資源工事、望郷の丘、帰農者休憩所
・龍潭面事務所、住民自治センター、放課後学校、ソンプン小学校

13:00 分科会討議(15:00まで)

第2分科会◎農村集落と帰農帰村、農村創業

農村で多文化家庭と帰農家庭と帰農帰村世帯など、構成員の変化が急速に現れている。8つの村に約90戸の帰農帰村世帯が密集しているヌンキル地域を通して、日韓の農村社会の新たな変化を確認し、未来を予測してみる。また、帰農帰村者が地域社会で試みている新たな挑戦、特にコミュニティビジネスの領域を点検する。

午 前 現場訪問

・ヌンキル山里体験学校、小さな図書館、ヌンキル村会館
・セウルト ジョンウォン村、分校母親学校、情報化センター
・トンヒャン面事務所、住民自治センター、放課後学校、トンヒャン小学校

13:00 分科会討議(15:00まで)

第3分科会◎農村集落と有機農業・伝統文化

農村で有機農業はその必要性に比べて、複雑化する流通、中国との競争など、日韓双方で多くの難関にぶつかっている。有機農業の現場を見学しながら、安定した食の問題、ローカルフードの問題を見直す。また、近隣地域を含め伝統文化を活用した新しい活動を見学し、アメニティ、景観問題を検討する。

午 前 現場訪問

・ビジターセンター、オアム村会館、有機農業の現場
・コミュニティ博物館、小さな図書館、村の調査団、手作り陶器
・白雲面事務所、住民自治センター、エコミュージアム、白雲小学校

13:00 分科会討議(15:00まで)

合同分科会◎

15:30 鎮安郡庁紹介「鎮安郡のガバナンス構築戦略」

16:10 鎮安郡庁および議会見学

16:30 地域市民団体との交流
(参加団体)
村づくり委員協議会, 村スタッフ協議会、帰農帰村活性化センター、村の調査団、 馬耳森の愛、伝統文化伝授館、鎮安文化院、文化の家、青少年修練館、 多文化家庭支援センター、自活後見機関など

18:00 公式歓迎晩餐会(21:00まで)

【10月17日(土)】 全体会

09:00 鎮安邑 漢方薬草センター見学

10:00 鎮安から全体会会場へ移動

全体会

司会:<韓>呉在一(全南大学教授)
     <日>金尾敏恵(東京・生活者ネットワーク)

13:00 開会のあいさつ
      <韓>車ミョンジェ/韓国組織委員会委員長
      <日>三宅弘/日本側実行委員長
13:10 分科会報告

全体会議テーマ
「持続可能な東北アジア平和共同体をどうつくっていくか?」

13:50 発題<韓>キム・ソンフン
14:30 発題<日>大野和興(アジア農民交流センター)
15:10 質疑応答(韓国15分、日本15分)
15:40 休憩(ティータイム)
16:00 総合討論
     指定討論者:<韓>李ジョンム(同胞助け合い運動)
             <日>大江正章(コモンズ)
17:00 終了
18:00? 晩餐会
20:00 自由時間

【10月18日(日)】 

午 前:ソウルへ移動

14:00 ソウル市内出発

17:00 仁川空港を出発(フライト未定)

19:00 成田空港にて解散

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□参加申込フォーム(最終〆切:2009年9月30日(水)
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・お送り先:jkcsf@citizens-i.org(事務局アドレス)

「日韓市民社会フォーラム2009」に参加します。

・お名前:

・ご所属:

・参加区分: □一般(9万円) or □学生(6万円) or □現地参加

・参加希望分科会

 □第1「農村集落と公共事業・産直」

 □第2「農村集落と帰農帰村、農村創業」

 □第3「農村集落と有機農業・伝統文化」

・連絡先(〒       )

・E-mail

・TEL&FAX

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