容器包装リサイクル法(容リ法)とは

容リ法は、一般ごみの約60%を占めるといわれる容器包装ごみ(ペットボトル、食品トレイなど)のリサイクルを推進することを目標に1995年にできた法律です。
市民は分別排出、市町村は収集、選別、保管、事業者は再商品化という役割が決められました。
しくみはこのようになっています。

運用が始まってから10年目たった2005年から見直しの時期に入っています。

問題点

現在の容リ法では、リサイクルするときにかかる市町村の金銭的負担(私達の税金)が大きく、生産者や販売者である事業者の負担が小さくなってしまっています。
その結果、事業者は使い捨て容器を作って処理を市町村に任せた方が得になる、リサイクルさえできればよい、ということになってしまっているのです。
そのため、ペットボトルやトレイなどの 容器包装が次々に生産され、それらをリサイクルするために税金がどんどん使われて、しかもごみは減らない ということになってしまいました。
ペットボトルのリサイクル率は上がりましたが、生産量はそれ以上に増えています。

改正点

商品のリサイクルにかかる費用を事業者が負担し、製品の価格に組み込んで、その商品を買った消費者が最終的にリサイクル費用を負担する法律にする必要があります。
そうすれば、
1)事業者(生産者)は、費用を安くしようとして無駄な容器包装材を使用しない、またはリサイクルし易い容器包装に変えるよう努力する動機が強まります。

2)ごみにならないものを購入しようと努力する消費者が得をするシステムになります。


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