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「メールニュース」 バックナンバー

第79号(2009年10月9日発行)

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        容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
           第79号 2009年10月9日
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 本当の循環とは? 本当の資源の有効利用とは?

 本年3月に東京23区と26市の学校給食牛乳容器の調査をしました。
  学校給食ならガラスびんと思っていた時代は去り、ガラスびんと紙パッ
クが半々位になっていました。これは乳業メーカーが、びんラインの老巧
化に伴う新ラインを、紙パックラインに変更しているためです。

 子どもたちに、中身の変質が少ないガラス容器入りの牛乳を飲み、ガラ
ス容器ならリユースされ、一度作れば20回も使えることなど知ってほし
いのですが・・・・。教師の中には、紙パックもリサイクルされる良い容
器と評価し、環境教育の教材になると考えている先生もいらっしゃいます。

 真の循環とは、なかなか理解されません。1回しか使わず別のものに作
り変えることが、本当に資源の有効利用になるのか考えていかねばなりま
せん。
(副運営委員長 羽賀育子)

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■連続学習会第3回 11月18日(水)午後2時から
講師はイオンの上山静一さん
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 レジ袋有料化は、使い捨てのシンボルであるレジ袋を削減する最も有効
な手段です。このためレジ袋を有料化する市町村の数は県単位での実施を
含めると、2010年3月末までに全市町村の4割強に達する見込みです。

 しかし、レジ袋有料化は、地方では着実に拡大しているものの、小売店
間の競争の激しい大都市では事業者の足並みがそろわず、なかなか進展し
ません。レジ袋有料化を全国に浸透させるためにはどうすればいいのでし
ょうか。次の容リ法改正の課題の一つです。

 連続学習会第3回は、レジ袋有料化を先頭に立って推進してこられたイ
オンの上山静一さんのお話を伺うことにしました。
  みなさん奮ってご参加ください。会員以外の方も大歓迎です。

●日 時:2009年11月18日(水)pm2:00〜4:20
●場 所:飯田橋セントラルプラザ 16階(Aルーム)
●プログラム
<第1部>pm2:00〜3:00
  ●講 師:上山静一さん(イオン梶@環境アドバイザリーボードメンバー)
  ●演 題:「イオン温暖化防止宣言と地域社会との連携」
       〜レジ袋削減から始まるビジネスプロセスと生活スタイルの変革へ〜
   ー質疑応答ー
<第2部>pm3:10〜4:20
  ●参加者による意見交換((話題提供者として2〜3人を予定))
  ●資料代:300円
  ●申 込:「連続学習会第3回11月18日参加」と明記のうえ「氏名」・
       「所属」・「連絡先」を書いて事務局までお申し込み下さい。
       E-mail:reuse@citizens-i.org
        FAX:03−3263−9463
       ※当日参加もOKですが、資料の準備の関係からできるだけ
        事前申込をお願いします。

(小野寺 勲)

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■締め切り迫る! 
環境省の「平成21年度 容器包装3R推進環境大臣賞」募集
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 環境省では、容器包装廃棄物の3Rの推進に資する活動の奨励・普及を
図るため、「容器包装3R推進環境大臣賞」を設け、毎年度、表彰を行っ
ています。

募集対象:循環型社会の形成に向け、容器包装廃棄物の3Rに資する優れた
取組を地域社会で行っている市民団体、NPO、学校、地方公共団体、小売
業者、及び優れた製品を製造・利用している事業者などを対象に、「地域の
連携協働部門」「小売店部門」「製品部門」の3部門ごとに募集します。

 全国で3Rに取り組んでいる「容器包装の3Rを進める全国ネットワー
ク」のみなさんも、ぜひ応募してみませんか? 

→締め切りは、10/30(金)です。
詳しくは、下記の環境省のHPをご覧下さい。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11551

<問い合わせ先>
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室 
担当:菊池・村上
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-5501-3153(直通)、03-3581-3351(内線6854)
FAX:03-3593-8262
電子メール:YOURIHOU@env.go.jp
<メールタイトル> 3R推進環境大臣賞の応募

(山本義美)

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■容リ協関連ニュース
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2008年度、総額95億円ですが……
拠出金制度、良いの? 悪いの? 有効なの?

 77号でお知らせしました容リ法に基づく2008年度の市町村への資
金拠出総額95億円。各市区町村への配分明細が確定し、9月末までに市
町村に支払われました。
  この拠出金の評価や有効性については、今後、注意深く見つめてゆきた
いと思います。まずは、その評価視点について整理してみました。
  コチラをクリックしてPDFファイルでご覧下さい。
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/news79-1.pdf

また、あなたの市では、いくらもらえたか、コチラで調べられます
http://www.jcpra.or.jp/00oshirase/kyosyutsukin_cities.html
「拠出金」制度についての説明はコチラでごらんください。
http://www.jcpra.or.jp/00oshirase/kyosyutsukin/index.html

(庄司 元)

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容リ法再改正に向けた連続学習会
第2回開催報告 速報です!
 
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 10月5日(月)飯田橋セントラルプラザで第2回学習会を開催しまし
た。講師は2004年夏の「容リ法・改正市民案」づくりでもアドバイス
いただき同年冬に「条文・市民案」を作成いただいた千葉大学教授の倉阪
秀史さん。会場には、5年前の改正市民案づくりにも参加した方々や、新
たに参加された方々など総勢で約40人ほどが集まりました。

 学習会ではまず、倉阪先生から当時の「条文市民案」について簡単にレ
クチャーいただき、「『条文市民案』のように法文化すれば、旧改正時に
おいても、かなり良い法改正になったはずである」との観点から、現改正
法の問題点についての指摘がありました。
  指摘を呼び水にしてその後、前回の改正案での盛り上がりが思い出され
る熱い意見交換が交わされました。みなさまには学習会での倉阪さんのお
話を速報としてお届けします。

ー倉阪さん講演要約ー
<現改正法の問題点>
  例えば、「再使用が盛り込まれていないこと」「上位法である循環基本
法の優先順位が基本方針に明記されていないこと」「標準費用という設計
をすれば、既存システムでも一定の事業者負担を実現できた」等々。

 さらに、倉阪先生は先の法改正時の2006年6月7日、参議院環境委
員会で参考人として意見陳述されています。その時の意見表明と質疑の中
での発言を纏められた論文に基づき、容リ法のかかえる問題点について概
説いただきました。

1、目指すべき経済のイメージは、循環(リサイクル)が目的ではない。
   「無駄な物を作らない」、「一度作ったものは使い倒す」方向に合致
   した活動を行う企業が儲かるようにすることである。

2、今の経済のルールはそうなっていない。
   無駄なものを作っても、使い捨ての製品を作っても、その処理費は税
   金で負担するので、目指すべき社会に反している。

3、現行ルールを変える必要がある。そのキーワードが「拡大生産者責任」。
   製品の設計を決める立場の生産者が、廃棄物処理費を減らすことを真
   剣に考えるように、ルールを変えることがポイントである。

<容リ法改正の課題>
  先の改正時にルールを変えることが期待されたが、たいへん不十分な結
果に終わった。特に次の3点が問題である。

1)循環基本法の優先順位になっていない。とりわけ再使用についての施
   策が不十分。

2)生産者を対象とした施策が不十分である。消費者の意識を変えると喧
   伝された「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R推進マイスター)」
   に如何程の効果があったのか。

3)目標数値の設定が不十分であること。これでは施策を検証できない。

 優先順位は、消費者の意識改革ではなく、経済のルールを変えることで
ある。各企業は使用量に応じて負担額が決まり、個別の努力が負担額に反
映されるようなルールにしないと企業はやる気を出さない。
  今回の法律は、このような方向でなく再商品化費用総額を抑えようとす
る方向での改正を行っている。この方向は基本的に誤っているのではないか。

<次回の改正までに実施すべき点>
1)拡大生産者責任への誤解の払拭
   企業の利潤を減らす制度ではなく、3Rに頑張っている企業が儲かる
   ようにするしくみを作るための制度であることを理解してもらう必要
   がある。

2)再使用促進策の抜本的検討
   使い捨て容器への課徴金やデポジット制度への誤解を解消する必要が
   ある。

3)消費者に向けたルール化の検討・実施
   わかりやすい、全国的なルールの設置が必要である。

<今後必要なこと>
  抜本的な改正のためには、単に個別法である容器包装リサイクル法に留
まらず、拡大生産者責任の理念などは、家電リサイクルや自動車リサイク
ルでも同様であり、上位法として、循環型社会形成推進基本法の改正も必
要なのではないか。

(文責/山本義美)

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■3R関連情報 
容器包装削減!活動交流会2009
「脱・使い捨て リユースの時代がやってきた!」 
 
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 ごみ・環境ビジョン21の今年の活動交流会は「脱・使い捨て リユー
スの時代がやってきた!」をテーマに10月24日(土)開催です。

 リデュース、リユースの2Rの取組みを大きく推進していくには、先見
性と牽引力のあるNPOの働きが欠かせません。地域に根ざした実践によっ
て変化の波を起こし、その先にある本当の豊かさに共感する人を増やして
いく・・・そんな様々な取り組みが着々と広がってきています。
  マイバッグに続きマイボトル派が自然に目立つようになったのもその一
つ。リユース食器の輪も一段と大きくなってきました。
  今回お出でいただくパネリストは、使い捨てを見直しリユースへと社会
を動かす原動力となっている皆さんです。皆様どうぞご参加を。

・日 時:2009年10月24日(土)13:30〜16:30
・場 所:国分寺労政会館(JR・西武線 国分寺駅南口徒歩5分)
・参加費:一般 1000円
      学生  500円
      会員  500円
・主 催/問い合わせ:ごみ・環境ビジョン21
      TEL &FAX:042−328−6621(月・水・金の13〜17時)
      e-mail:gomikan@mtf.biglobe.ne.jp

※活動交流会の詳しい内容は下記のHPへ
  http://www2u.biglobe.ne.jp/~GOMIKAN/

(植田靖子)

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■3R関連情報 
受講者募集
循環保全戦略講座「循環・3R活動推進リーダー養成講座」

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ごみを減らすエキスパートになりましょう!

 ごみに関する第一線の研究者や活動実践者を講師に招き、「知識」の習
得だけでなく、ごみ減量活動を 企画実践できる人材養成を目的とした講座
です。原則3回出席できる人を対象としています。

日 時 :10月31日(土)、11月1日(日)、11月14日(土)
      各日午前10:30から午後4:30
会 場 :キャンパスプラザ京都など
講 師 :高月紘さん/浅利美鈴さん/すぎ本育生さん/ほか
参加費 :1000円(3回通し)
申し込み:必要
締 切 :10月26日(月)
定 員 :25人
主 催 :独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
協 力 :環境市民

問合/申込:NPO法人環境市民
       〒604‐0932 京都市中京区寺町二条下る呉波ビル3F
       TEL 075‐211‐3521
       FAX075‐211‐3531
       Mail:life@kankyoshimin.org

養成講座の詳しい内容は下記をご覧下さい
http://www.kankyoshimin.org/jp/newsyori/download/200909junkan3r-chirashi-ura.pdf
(植田靖子)

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事務局からのお知らせ
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会議開催日程
1、事務局会議 10月27日(火)AM14:00〜16:00
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2-7-3-2F)

2、運営委員会10月29日(木)PM6:30〜8:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2-7-3-2F)
      
※ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまにBCCでお送りして
います。ご不要の方はご連絡ください。

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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail:reuse@citizens-i.org
URL:http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構気付
TEL/03-3234-3844  FAX/03-3263-9463
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