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■ 第86号(2010年2月26日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第86号 2010年2月26日
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■ごみゼロには新しい法律が必要か? いまの法律を使いこなすか?
容器包装は「ごみ」ですか? 「資源」ですか? と、質問されたら、
「なに言ってるの、資源に決まってます!」とキッパリ言うのが、毎日分
別に励んでいる私たちの気持ちですよね。
実際に事業者でつくる3R推進団体連絡会の2009年12月の報告に
よると、2008年実績ではびん、缶、ペットは8〜9割が、プラスチック容
器も6割が資源回収されるまでになったようです。しかし法律では、容器
包装はまだ資源物ではなく「ごみ」の扱いのままです。
廃棄物処理法では、家庭から排出されるごみは、市町村が処理するこ
とを義務としています。だから「容器包装は市町村が税金で処理するの
は当然」というのが事業者の言い分となっています。
今、税金でリサイクルすることの弊害が、おおきくなっています。
使い捨て容器がますます増えています。肝心の、発生抑制、再使用が
進んでいません。むしろ、リユースびんの激減は深刻です。
リサイクルだけじゃなく3Rを進めるため、法律でも容器包装を「資源」
と位置付け、ごみをゼロにする法律をつくりませんか?
それとも、今の法律のままでもごみの中から再生利用できるものは「ご
み処理」するのではでなく、すべてリサイクルする、という義務を負わすこ
とで解決するほうがいいとお考えですか?
おおいに異論反論、賛否両論あるのではないかと思います。みなさまの
ご意見をお聞かせ下さい。お待ちしています。
(事務局次長 中村秀次)
------ 目 次 ---------
巻頭言
1、3月19日(金)学習会 講師 滝田靖彦さん
(プラスチック容器包装リサイクル推進協議会常勤顧問)
2、レジ袋の鉛含有調査 まだレジ袋が来ない地域がありまーす!
3、中環審プラ製容器包装再商品化手法検討会 作業チーム第1回
4、上記作業チームからヒアリングがあります。ご意見をお寄せ下さい!
5、容リ協関連ニュース
6、3R関連情報
7、事務局からのお知らせ
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連続学習会第7回 2010 年 3月19日(金)
「事業者に聞く!プラスチックリサイクルの現状と課題」
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
常勤顧問 滝田靖彦さん講演
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今回も必見の事業者サイドからの取組みのご紹介です。今プラスチッ
クの再商品化手法は大きな課題を抱えています。長年プラスチックのリ
サイクルに携わってこられたプラスチック協議会の滝田靖彦さんをお迎
えして、事業者の立場からプラスチックリサイクルの現状と課題につい
て講演していただきます。
ぜひこの機会にみなさまお誘い合わせの上ご参加下さい。自治体関
係者のみなさまも事業者の立場からの現状認識や課題に触れ、今後
の政策立案や実施への参考にしていただけたらと思います。
市民、事業者、行政が力を合わせて資源を大切にしながら安全で環
境を保全できる理想的な循環型社会を実現するための「はじめの一歩」
として、まずはそれぞれの立場の現状と課題を共有したいと思います。
学習会は広く公開していますので会員以外の方も参加できます。
講演のあとには、活発な意見交換をしましょう。
日 時:2010年3月19日(金)pm2:00ー4:20
会 場:飯田橋セントラルプラザ 16F(教室A)
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/info/office/center/map_iidabashi.html
講 師:滝田靖彦さん(プラスチック容器包装リサイクル推進協議会常勤顧問)
参加費:300円
主 催:容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
申 込:「連続学習会第7回3月19日参加」と明記のうえ「氏名」・
「所属」・「連絡先」を書いて事務局までお申し込み下さい。
E-mail:reuse@citizens-i.org
FAX:03‐3263‐9463
※当日参加もOKですが、資料の準備の関係からできるだけ
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事前申し込みをお願いします。
(植田靖子)
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■全国レジ袋鉛含有調査にご協力ください!!
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まだ色つきレジ袋が届いていない県は、
青森、岩手、福井、山梨、岐阜、愛知、和歌山、島根、
広島、徳島、香川、高知、長崎、大分、沖縄です。
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この地域にお住まいの皆さま、ぜひ送って下さい。
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レジ袋、外国から輸入されているものがたくさんあり、特に色のついた
レジ袋から鉛が検出されることが多くあります。2006年に行われた京
都市の調査では、34種類のレジ袋から鉛が検出されました。全国の色
つきのレジ袋はどうなっているでしょう?
今回京都大学のご協力で無料で調査を実施することになりました。ぜ
ひ、自分たちでレジ袋の安全性を確認しましょう!
全国各地の状況を把握したいと考えておりますので、ぜひ、気になる
あなたの街の色付きレジ袋をお送り下さい。酒屋さん、洋品店、雑貨店、
本屋さん、パン屋さん、薬屋さんなどでも使われています。
今回、送付をいただくのは、色付きレジ袋に限ります。
送付方法など詳しくはコチラ ↓ (PDFファイル)をご覧ください。
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/2009119regi-check.pdf
送付期限:2010年2月末まで
送り先:〒102-0083東京都千代田区麹町2−7−3−2F
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市民立法機構気付
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
費 用:無料 (送料は各自負担)
主 催:容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
2010年2月22日付静岡新聞に、やはりレジ袋の有害物質を調査
し た結果、燃やすとダイオキシンが発生する臭素やクロムが検出さ
れ、基準値オーバーもあったと報告されています。
詳しい記事は ↓ に出ています。
レジ袋に高濃度有害物質 沼津高専の渡辺教授ら調査/静岡
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100222000000000012.htm
(中井八千代)
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中環審 廃棄物・リサイクル部会
容器包装リサイクルWGプラ製容器包装に係る再商品化手法検討会
合同会合作業チーム 第1回 傍聴報告
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日時 2009年2月19日(金)16:00ー18:00
場所 経済産業省別館 9階 944号会議室
議題
(1)今後の検討の進め方について
(2)その他
●委員
主査 森口祐一(国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター長)
委員 石川雅紀(神戸大学大学院経済学研究科教授)
委員 大塚 直(早稲田大学法学部教授)
委員 小寺洋一
(産業技術総合研究所環境管理技術研究部門主任研究員)
委員 崎田裕子(ジャーナリスト・環境カウンセラー)
委員 辰巳菊子
(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事)
委員 平尾雅彦(東京大学大学院工学系研究科教授)
オブザーバー 石井 節(日本容器包装リサイクル協会専務理事)
※辰巳菊子委員欠席
● 各検討体制と検討事項の整理
1、合同会合について
・作業チームが全体会合の議論に必要な事実関係や課題を整理する事項
(1)材料リサイクルの優先的取扱いなどについての方向性(〜5月
頃)
(2)2011(H23)年度入札に反映すべき措置
・全体会合
・ 上記作業チームや合同会合の議論を踏まえ、今後のプラス
チックリサ
イクルの基本的方向性と材料リサイクル優先の考え方や対応策の方向
を、できるだけ本年夏頃までに取りまとめる
・ 2011(H23)年度入札についても本年夏までに結論
・ 夏以降も、再商品化手法の中長期的課題について議論
2、上記合同会合とは別途の場での容器包装リサイクル制度に密接に関連
する課題の検討
(1)家庭から排出される全てのプラスチックのリサイクルシステム等
の方向性の整理(3月〜6月頃)
(2)その他の重要事項(夏以降)
・ 市町村に置ける焼却回避、環境負荷低減等の取組及び公表等
・産業廃棄物(廃プラスチック、廃油)リサイクルシステムの方向性等
3、検討体制
上記の場以外での検討が適切であるものについて、内容に適した検討体
制で夏以降議論
● 夏までに方向性を取りまとめる事項
1、手法、工程群等の定義、分類(整理、確認)←再生利用形態も含む
2、手法、工程群等の検証の視点←LCA計算の前提、技術等の再検討
・各工程群の技術的要素
・科学的観点
・コスト経済性等の構造
3、手法、工程群等の評価、取り扱いの方向性
・材料リサイクル手法の評価・課題(いちばんの課題)
・入札に置ける優先的取り扱いのあり方
・緊急避難的・補完的な利用の取り扱い
4、今後のプラスチック・リサイクルのあり方
5、2011(H23)年度入札に反映すべき措置
●スケジュール
○3月16日(火)am9:30〜 会場未定 第2回作業チーム
・再商品化事業者(材料リサイクル)ヒアリング
○3月30日(火)時間会場未定 第3回作業チーム
・再商品化事業者(ケミカルリサイクル)ヒアリング
・特定事業者の取組みヒアリング
○4月中旬 第4回作業チーム
・自治体、消費者へのヒアリング
・これまでの論点整理
○4月下旬 合同会合
・作業チームの整理を受けた議論(※別途議論の状況報告)
○5月 第5回作業チーム
・夏までに方向性を取りまとめる事項について手法別に整理
○6〜7月 合同会合(2回程度)
・作業チームの検討結果を踏まえた取りまとめ(※別途議論の状
況報告)
手法工程群の検証視点のひとつ科学的観点の中に循環性の内容として、
水素炭素の循環に触れた区分けについて、委員の中からプラスチックは炭
素や水素の循環ではないのでは? 炭素や水素の循環が重要なことか?
など疑問や意見が出たのが興味深かったです。
また、消費者が分別しやすいという条件は目標には馴染まず制約条件に
なるのでは? という意見も。やはり生産設計の段階から分別しやすさと
安全性を考えた原材料の選択や配合を考えてもらいたいものです。
やはり材料リサイクルが手法やLCAなどあらゆる項目でよりシビアに
再評価されることになりそう。逆にこケミカルリサイクルは、これまで触
れられなかった利点をすくい上げらることになるらしい。
これまで緊急避難的・補完的利用とされてきた燃料化の扱いのひとつで
ある固形燃料のRPFについては再評価や取り扱いの方向性を注視したい
と思います。
次回3月16日の第2回作業チームからヒアリングが始まる。
(植田靖子)
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■環境省再商品化手法検討会作業チームからヒアリングを受けます
ぜひ、全国の賛同団体、個人のみなさまのご意見をお聞かせ下さい!!
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上記に傍聴報告を致しました作業チームから、ヒアリングの要請があり
ました。傍聴報告のスケージュールにあります第4回作業チームの自治
体、消費者へのヒアリングです。
日頃から容器包装の資源化、ごみ減量に取り組んでいるみなさまが感
じていることを、この機会にぜひお寄せ下さい。今回のヒアリングの参考に
させていただいと思います。
消費者へのヒアリング項目
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1、どのような分別、どのぐらいの回収頻度なら消費者として受け入れる
ことが可能か(現状のままか、表示があればできるか。例えば、袋、
トレーとふた、ボトルのような形状ごとの分け方ならどうか)。
2、より高度な分別には具体的には、どのような普及啓発等の施策が効果
を上げているか。
3、それぞれの再商品化手法について消費者はどうみているか。
4、ベール品質向上のためには、どのような措置、取組がなされるべきと
考えるか。
5、上記のほか、容器包装リサイクルの高度化に向け、他の主体への要望
はあるか。
(ヒアリングの際、資料提供の形で意見提出できる項目)
a,白色トレーの回収数増の観点から各主体は何ができると思うか
b.上記のほが、環境負荷の削減にはどよのうな措置、取組みが効果的
と考えるか
c.上記のほか、現在の容器包装リサイクル制度への要望はあるか
d.審議会におけるLCA等のリサイクル手法の評価に関する議論への
意見はあるか
● ご意見 できるだけ簡潔に分かりやすくお願いします。
?
メール・FAX、郵便でお送り下さい。
お電話でのご意見はご遠慮ください。
● 締め切り 2010年3月15日(月)郵送は消印有効
郵送の場合の送り先
〒102-0083東京都千代田区麹町2−7−3−2F
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市民立法機構気付
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
ご意見はヒアリング項目のどれにあたるかわかるようにお書きの上、
できるだけ簡潔で明快にお願い致します(1項目1000〜1500字程度
を目安にしていただければ大変ありがたいです)。
(植田靖子)
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■容リ協関連ニュース
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RPFについて再評価を注視したいと思った矢先、本年1月にJISを
取得したという報告が下記のHPにありました。JISはとれても作業チ
ームにはしっかりと議論をし、容リ法の中で再評価してほしいです。
1、日本プラスチック工業連盟(プラ工連)のHPより紹介
●2010年1月 新しく発行されたJIS
規格番号 JIS Z 7311:2010
表題 廃棄物由来の紙,プラスチックなど固形化燃料(RPF)
"Refuse derived paper and plastics densified fuel
公示 制定
対応国際規格
日本規格協会ホームページのデータベースの最新発行リストより、
プラ工連が原案を作成したもの、及び、その他のプラスチック関係
(リサイクルを含む)を抽出。
2、PETボトルリサイクル推進協議会が統計データを更新しました
↓ ↓
http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/da_tou_you_f.html
(植田靖子)
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■3R関連情報
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23区廃プラ焼却検証と廃プラの今後
<講演シンポジウム内容>
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23区の廃プラ焼却を実施してきた東京二十三区清掃一部事
務組合は廃プラ焼却による環境への影響を調査公表しています。
「測定データは、すべて基準内であった」と廃プラ焼却の安全性が
確認されたかのような説明をしています。その内容を検証します。
1部 23区廃プラ焼却の専門家による検証
講 師:池田こみち(環境総合研究所副所長)
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鷹取 敦(同研究所調査部長)
村田徳治 (資源循環研究所所長)
2部 今後の廃プラ
廃プラを燃やしたときに出る有害物質や環境への影響、そして今
後どのように処理対処するればよいか? 市民の心配に答える形
でお話を伺います。
講 師:森口祐一(国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター長)
3部 シンポジウム
日 時:3月6日(土) 13:30開場 14:00〜17:00
場 所:豊島区生活産業プラザ
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(第1&第2会議室 03-5992-7011)
(住所;豊島区東池袋1−20−15 豊島区役所隣)
会 費:500円
主 催:23区廃プラ焼却検証市民実行委員会
連絡先:03−5938−2720(T)2721(F)
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事務局からのお知らせ
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会議開催日程
1、事務局会議 3月2日(火) 14:00〜16:00
場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2-7-3-2F)
2、運営委員会 2010年3月24 日(水)pm6:30〜8:30
場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2-7-3-2F)
※ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまにBCCでお送りして
います。ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail:reuse@citizens-i.org
URL:http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構気付
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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