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「メールニュース」 バックナンバー

第89号(2010年4月20日発行)

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    容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
       第89号  2010年4月20日
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大量廃棄社会と決別する時

  農林水産省の推計によると、日本での食品ロス(廃棄)は年間約500
〜900万トン(食品のうちの5〜10%)にのぼります。それ以外にも、
生産調整=価格維持や規格外を理由に農作物の大量廃棄が行われており、
その様子をテレビで見るたびに唖然とさせられます。
  2010年2月22日〜3月5日の日本経済新聞夕刊に7回にわたって
「フードバンク事情」という記事が連載されました。
  「フードバンク」とは、品質に問題がないのに外箱が破れたりして廃棄
されていた規格外の食品を企業から寄付してもらい、児童養護施設や母子
支援施設などに無償で提供する活動をいいます。配送などの費用も企業な
どからの寄付で賄われています。約40年前に米国で始まり、日本ではN
PO法人セカンドハーベスト・ジャパンをパイオニアとして、全国に広が
り始めているようです。
  また、09年にはセブンイレブン・ジャパンが、公正取引委員会の命令
を受け入れ、加盟店に対して行っていた消費期限の近づいた弁当やおにぎ
りなどの廃棄の強制を中止し、値引き販売を容認しました。
  こうした動きをきっかけに、日本社会が正気を取り戻し、大量廃棄社会
と決別してほしいものです。次の容リ法改正(対象拡大を含む)では、レ
ジ袋や使い捨て用品の無料配布禁止、無駄な包装の廃止、リユースびんの
使用拡大などへの道筋がつけられるよう求めていきたいと思います。
(小野寺 勲)

? ------ ?目 次 ?--- ?C o n t ?e n t ?s ?-------
巻頭言
1、ヒアリングに参加! 再商品化手法検討会 合同会合作業チーム第4回
2、レジ袋鉛調査・中間報告
3、連続学習会 第7回開催報告
4、再商品化手法検討会 合同会合作業チーム第3回傍聴
5、事務局からのお知らせ

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       消費者としてヒアリングに参加しました!
      2010年4月12日合同会合作業チーム
容器包装リサイクルWGプラ製容器包装に係る再商品化手法検討会
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  2010年4月12日(月)15時から17時30分まで、容器包装リ
サイクルWGプラ製容器包装に係る再商品化手法検討会の第4回合同会合
作業部会が行われました。

  作業部会では、事業者・地方自治体・消費者からのヒアリングを実施し
ており、86号でお知らせしたように消費者として3R全国ネットに出席
依頼がありました。当日は、運営委員の中井八千代さん(市民提案の循環
型社会をめざす会)、補佐に植田靖子さん(23区プラスチック懇談会)
が出席し、3R全国ネットとしての意見を述べました。また、植田さんは
ごみ焼却に伴なう問題点について補足発言をしました。
詳しい内容は、以下 ↓ をクリックください。発言要旨が出ています。
  http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20100415.html

(中村秀次)

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レジ袋鉛調査・中間報告
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  全国の皆さんから送っていただきました色付きのレジ袋を業種別に分類
し、ダブりチェックをして3月末に京都大学環境保全センターに289枚
を発送しました。

  集まったレジ袋を業種別に分類すると、最も多かったのがケーキ・お菓
子店の80枚、スーパー39枚、土産物店33枚、本・文房具店30枚、
パン屋30枚、衣料品店28枚、ドラッグストア27枚、これに電気店、
デパート、ごみの指定袋、コンビ二などが続きます。
  遅くとも秋頃には結果をお知らせできると思います。
(中井八千代)

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連続学習会 第7回 開催報告 
講師:滝田靖彦さん プラスチック容器包装リサイクル推進協議会常勤顧問
講演;事業者に聞く!プラスチックリサイクルの現状と課題
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  第7回学習会は、2010年3月18日東京・飯田橋の消費生活総合セ
ンターでプラスチック容器包装リサイクル推進協議会常勤顧問の滝田靖彦
さんを講師お迎えして開催しました。
  今回も会場いっぱいの参加者でした。講演後の意見交換では、消費者が
日頃感じているプラスチックのリサイクルについての疑問が数多く投げか
けらりたり、日頃は見えにくい事業者の取組みの進捗状況を具体的に知り
たいという声が続きました。
  学習会は最後まで、熱く真剣な意見のやり取りが行われましたが、消費
者と事業者では、まだまだ隔たりが大きいことを実感しました。今後もさ
らにお互いに対話と・ヲ直な意見交換を続けることが大事です。
  詳しい講演要旨はこちら ↓ からご覧になれます。
http://www.citizens-i.org/gomi0/meeting/20100319rport.pdf

(植田靖子)

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再商品化手法検討会 
合同会合作業チーム第3回傍聴報告
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日時 2010年3月30日(火)9:30ー12:00
場所 全国都市会館 第2会議室
議題
(1)再商品化事業者(ケミカルリサイクル)及び特定事業者へのヒアリ
    ング及び意見交換
  ○ヒアリング参加事業者
  1)札幌プラスチックリサイクル(株)
  2)昭和電工
  3)新日本製鐵(株)
  4)JFEスチール(株)
  5)日本チェーンストア協会
  6)日本プラスチック工業連盟
  7)(財)食品産業センター
  ○ケミカル事業者へのヒアリング項目
  ・現行ベール品質の状況と今後の改善可能性について
  ・環境保全や経済性の向上を望むベール品質の改善は何か
  ・材料リサイクルで発生する他工程利用プラ利用の問題点は何か
  ・ケミカルリサイクル高度化に他の主体に望む協力は何か
  このほか、意見提出を資料で求める項目5点ほどあり
  ○特定事業者へのヒアリング項目
  ・環境配慮設計について、どの程度配慮してきたか
  ・材料リサイクルの高度化に伴う取組みの可能性について7項目
  ・容器包装に使われている複合素材の代替えの可能性について
  ・再商品化製品の率先購入について
  このほか、意見提出を資料で求める項目2点ほどあり

●傍聴を終えて
   ケミカル事業者は、現行ベールでも問題なくリサイクルできることを
  アピールしていました。特定事業者は複合素材の必要性を訴え、環境配
  慮設計についても、懸命に努力しているが、なかなか難しいと主張し、
  行政にとっても焼却ごみとして処理する方が負担が軽減されるのではと
  発言していました。
   しかし、そもそも容リ法ができたのは、膨大な容器包装材のごみを減
らすためですから、安易に行政のごみ焼却に頼るのは容リ法の精神に反し
ます。このままでは、各主体が協力連携してこそ築き上げることができる
資源循環型社会実現はどうなるのか・・・。
  国に明確な目標設定と強いリーダーシップが求められます。

  第4回の消費者ヒアリングでは、資源循環社会実現のためになすべきこ
とを3R全国ネットは精一杯発言しています。
(植田靖子)

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事務局からのお知らせ
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会議開催日程
1、事務局会議 4月23日(金) 16:30〜18:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)
2、運営委員会 4月28日(水)18:30〜20:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)
3、第4回 プロジェクト会議 5月10日(月)18:45〜20:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)
4、運営委員会 5月27日(木)18:30〜20:30
   場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)

※ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまにBCCでお送りして
います。ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail:reuse@citizens-i.org
URL:http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構気付
TEL/03-3234-3844  FAX/03-3263-9463
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