「メールニュース」 バックナンバー
■ 第101号(2010年10月18日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第101号 2010年10月18日
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中国でも拡がる?! 使い捨て発泡スチロール容器
10月7日、「2Rを推進する国への請願署名キックオフ集会」が、東
京で開催されました。平日の日中にも関わらず、会場には200人近くの
方にご参加いただくことができました。
ご参加いただいた皆様には、この場を借りて厚くお礼申しあげます。
さて何かと話題をふりまいているお隣の中国。実は、使い捨て発泡スチ
ロール容器の使用が、運用はともかく中央政府の通知で10年前から禁止
されています。
ところが、8月に中国プラスチック加工工業協会などの業界団体が「発
泡スチロール容器は無毒無害、費用対効果はいわゆる“エコ食器”より高く、
市場で広く受け入れられている使い捨て容器。製品サイクルで見ると、循
環型経済の3Rに適合しており、回収により生態環境に悪影響を及ぼすこ
とはない、典型的なエコ・低炭素型の製品である」と、使い捨て発泡スチ
ロール容器の解禁を求め、大きな論争になっています。
業界団体の主張に対して、中国の環境NGOは連名で(1)回収システ
ムの構築が困難で、ごみ増加につながる、(2)資源節約の観点からは使
い捨て容器の削減こそが重要など5つのポイントを示して反論。容器メー
カーから容器1個について3分(0.5円)を徴収し、汚染防止や回収など
の費用に充てるという2000年から2005年まで上海市が実験的に導
入した制度の導入を提唱しています。
この論争どのような決着をみることになるのか、今後の動向にも注目し
ていきたいと思います。
(廣瀬稔也)
------ 目 次 --- C o n t e n ts -------
巻頭言
1、2Rを推進する国への請願署名キックオフ集会 開催報告
2、11/13楽しい2R推進フォーラム参加呼びかけ
3、大木町 小さな町の大きな挑戦!
4、3R関連情報 FoE Japan パネル展示のお知らせ
5、3R関連情報 第5回容器包装3R推進フォーラムinさいたま
6、事務局からのお知らせ
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■10月7日 国への請願署名キックオフ集会 開催報告
2Rを促進する請願運動スタートへ
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ファーストレデイからもメッセージが
容器包装の3Rを進める全国ネットワークは、10月7日、国会議事堂
近くの星陵会館で、容器包装リサイクル法を改正し2Rを促進するための
請願署名をスタートさせようと、「キックオフ集会」を開催しました。
この日は、全国各地から200人あまりの賛同する市民が集い、国会か
らは4名の参議院議員が駆けつけていただきました。
2R優先の社会実現には拡大生産者責任の構築が不可欠との京都大学教
授の植田和弘さんの基調講演や、賛同団体からのアピール、出席できなか
った方々からも、たくさんの応援メッセージが寄せられました。そのなか
には、菅内閣総理大臣夫人の菅伸子さんからの応援もあり、来年の国会で
の請願採択を目指して力強く取り組んでいくことを確認しました。
詳しい内容は、こちらをクリック
http://www.citizens-i.org/gomi0/meeting/20101016.html
(中村秀次)
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■2R推進フォーラム
「さようなら大量リサイクル、こんにちは2Rな暮らし!」開催
11月13日(土)午後 新宿文化センター小ホール
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日曜朝のJ-WAVE LOHAS SUNDAYナビゲーターでお馴染みの丹羽順子さ
んをお招きし、楽しいトークでサスティナブル(持続可能)なライフスタイ
ルをお聞きするとともに、多彩なパネリストからの報告 も新鮮です。
2R(リデュース・リユース)を体験してください。
今若者に人気のおしゃれなファッションアイテムの交換会xChange
やマイカップ・マイボトル持参の方にお茶のサービス、おしゃれなリユース
びんの展示などもあります。みなさまのご参加をお待ちしています。
日 時 2010年11月13日(土) 14:00〜16:30
開 場 13:30(xChange参加の方はタグにメッセージを書き
にこの時間から来てください)
会 場 新宿区立文化センター小ホール
地 図 http://www.e--c.com/090531shinjuku/chizu.htm
参加費 無料
主 催 容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
申し込み・問い合わせ
容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
TEL03−3234−3844
FAX03−3263−9463
Eメール:reuse@citizens-i.org
〒102ー0083 東京都千代田区麹町2−7−3
半蔵門ウッドフィールド2階
このイベントは地球環境基金の助成を受けています。
詳しくは ↓ こちらをクリック
http://www.citizens-i.org/gomi0/meeting/20101015.html
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■ごみゼロ宣言の町、福岡県大木町
小さな町の大きな挑戦!
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生ごみリサイクルでごみ半減、その次は・・・
まだ残暑が厳しい9月2日、九州の福岡県にある日本で2番目に“ごみゼ
ロ宣言”をした町、大木町に行ってきました。人口1万5千人余りの小さな
町が大きな挑戦をしています。数年後に、燃やすごみも、埋め立てるごみ
もゼロにしようとしているのです。
その中心の取り組みが生ごみのリサイクル。多くの自治体の生ごみリサ
イクルの事例とは異なり、ここではメタン発酵です。発酵によりメタンガ
スと液肥ができます。メタンガスは熱エネルギーと発電に利用され、液肥
は、米や野菜の肥料に利用されています。この生ごみリサイクルで、ごみ
の量が半減しました。
今後プラスチックリサイクルで、いよいよごみゼロを実現するといいま
す。また、大木町では拡大生産者責任の徹底とデポジットを法制化しよう
と、全国の自治体に働きかける予定です。小さな町の大きな挑戦が始まっ
ていました。
詳しくは ↓ 以下をご覧下さい。
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/20100927.html
(中村秀次)
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■3R関連情報 FoE Japan パネル展示のお知らせ
「しくみを作れば、ごみは減る!〜脱・使い捨て社会をめざそう」
10月1日(金)〜11月11日(木) 丸の内さえずり館
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日本には様々なリサイクル制度が整い、3R(リデュース、リユース、
リサイクル)という言葉も知られるようになりました。けれども「大量生
産」「大量消費」の社会は変わったのでしょうか? ごみの量は減ってい
るでしょうか?
地球から取り出す資源と環境負荷を最小限に抑えられるような「脱・使
い捨て社会」は、どうしたら実現できるのか、私たちの消費行動が地球環
境に与えている影響や、国内外の様々な取組事例を見ながら、一緒に考え
ましょう。
展示期間 2010年10月1日(金)〜11月11日(木)
11:00〜19:00 (土日祝日は休館)
場 所 自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館
http://www.m-nature.info/access.html
展示内容 ○リサイクルは進んだがごみは減らない理由
○脱・使い捨てに向けた世界の取組み
○私たちがめざす脱・使い捨て社会
○水Do!キャンペーン ほか
詳細はこちら ↓ をクリック
http://www.foejapan.org/waste/event/saezurikan.html
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☆セミナー「水Do!〜水道水でいこう」
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水Do!(スイ・ドゥ)は、使い捨て容器に入った飲み物ではなく、水道
水を選ぶことで、CO2、ごみ、社会的なコストを減らそうというキャンペ
ーンです。いま、世界や日本の各地で、環境面・コスト面ともに優れてい
る水道水を再び見直す動きが相次いでいます。こうした動きを見ながら、
地域や個人で、水Do!の実践を考えてみましょう。
スピーカー 吉田 明子(FoE Japan)
日 時 2010年11月4日(木)19:00〜20:30
場 所 自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館
http://www.m-nature.info/access.html
参加費 500円
申し込み 電話またはメールで丸の内さえずり館まで
詳細はこちらから
http://www.m-nature.info/event/#event_20101104
(瀬口亮子)
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■3R関連情報 第5回容器包装3R推進フォーラムinさいたま
2010年10月25日・26日の2日間
「よりよい容器包装リサイクル制度を目指して」
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消費者、自治体、事業者がそれぞれの役割と責任を果たしつつ、お互い
に協力・協働して取り組んでいくことが重要です。 3R推進団体連絡会で
は、「主体間連携」に資する活動として、第5回フォーラムを開催。これ
までの積み重ねをふまえながら、容器包装リサイクル制度の在り方、課題
などについて、各主体の皆さまと率直な意見交換をしたいと考えています。
開催日 10月25日(月)9:30受付開始 開会10:00〜
会 場 10月25日(月)埼玉会館(さいたま市浦和区高砂3−1−4)
内 容 基調講演 『これからの容器包装の3R』
田中 勝さん 鳥取環境大学環境マネジメント学科教授
国の政策について(報告)
各省庁より
4つの分科会に分かれて意見交換後
全体会 各分科会からの報告と全体での意見交換
開催日 10月26日(火)8:15〜13:00
内 容 見学会
見学先 さいたま市東部リサイクルセンター(さいたま市見沼区)
志木地区衛生組合リサイクルプラザ利彩館(富士見市)
集 合 JR大宮駅 集合8:15(予定)
※バスの定員の都合上、先着80名
主 催 3R推進団体連絡会
参加費 2日間とも無料
※事前申込が必要です。
申し込み 容器包装3R推進フォーラム事務局
〒105-0003 東京都港区西新橋2-11-5 TKK西新橋ビル3階
株式会社ダイナックス都市環境研究所内 担当:南
電話:03-3580-8221
ファックス:03-3580-8272 OR 03-3580-8265
E-mail:3rforum@dynax-eco.com
申込期限(10月8日)は過ぎましたが、まだ受け付けています!!
参加ご希望の方は、申込書を送付ください
(10月12日容器包装3R推進フォーラム事務局より)
申し込み問い合わせなど詳しくは以下へ
http://www.dynax-eco.com/3rforum/index.html
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事務局からのお知らせ
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会議開催日程
運営委員会 10月26日(火)18:30〜20:30
場所:市民運動全国センター(千代田区麹町2−7−3−2F)
※ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまにBCCでお送りして
います。ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail:reuse@citizens-i.org
URL:http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構気付
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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