「メールニュース」 バックナンバー
■ 第142号(2013年10月24発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第142 号 2013 年10 月 24 日
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注目された市民案とデプスインタビュー結果
10月15日、容器包装リサイクル法について環境省と経産省との2回目の合同
会合が開催されました。今回は、容器包装リサイクル法の関係者のうち市民団
体などからのヒアリングでした。容器包装の3Rを進める全国ネットワークの他、FoE
Japan、びんリユース推進全国協議会、日本容器包装リサイクル協会が意見発
表しました。狭い傍聴席はいつもいっぱいで、傍聴できない人が多く、関心の高さ
が伺えます。(当日配布資料は以下より閲覧できます)
http://www.env.go.jp/council/03recycle/y034-02.html
3R全国ネットの発表は中村が担当しました。1団体の発表時間は15分、質
疑時間は10分と限られていましたが、私たちが4月にまとめた改正市民案(二
次案)の内容と、市民案が一般市民にどのように受け止められているか、8月に
実施したデプスインタビューの結果を発表しました。発表の後、多くの突っ込んだ
質問が委員から寄せられ、市民案の内容について手応えを感じました。しばらく
すると議事録がウエブに掲載されますが、記憶の範囲で質問と応答をご報告し
ます。
■質問: 自分達の提案(市民案)を、自分たちで検証する試みは良いですね。ぜ
ひ事業者に対してもデプスインタビューを実施して欲しい。
■質問: 見直し中とのことですが、なぜペットボトルだけ市町村回収から切り離す
のですか?
⇒ペットボトルのリサイクルは民間の回収ルートが多いので、行政から自立して収
集できると考えたからです。しかし、インタビューの結果、市町村回収が市民に定
着しているので、継続の方向で見直しが必要と思われます。
■質問: 市民案実現に至るプロセスは検討していないのですか?
⇒まだ検討していませんが、移行プロセスの最初の段階では、リサイクル費用の
4割を占める(選別)を事業者に移すという順序が良いと思います。
■質問: プラスチックの回収方法の見直し、変更は検討していないのですか?
⇒例えば単一素材のプラスチックだけ分別するという変更は考えていません。現
在の分別方法は維持しつつ、選別を光学選別などで高度にする方法が良いと
考えています。
上記の他、多くの質問をいただきました。審議会は後4回、12月19日まで関
係者からのヒアリングが続き、その後、改正の議論が始まります。今後、市民案
がどれだけの委員の賛同が得られるかが重要です。市町村議会からの意見書
をたくさん届けること、多くの市民の声を届けることで、市民案実現を目指しま
しょう。
(事務局次長 中村秀次)
------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------
巻頭言
1、はじまっています。自治体議会からの容リ法改正意見書採択!
2、全国各地で学習会を開催します!! 3R政策地域研究会
3、廃棄物資源循環学会で容リ法改正について議論します!
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■ <1> はじまっています。自治体議会からの容リ法改正意見書採択!
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3R全国ネットでは、2013年6月から、容器包装リサイクル法改正に向けた
「自治体議会意見書」採択の取組みを進めています。
以下の市区町村では、全国の取組みに先駆け、自治体議会で採択され
ましたので、お知らせします。採択された自治体議会の意見書の文章は、
必ずしも3R全国ネットの雛型どおりではなく、それぞれに工夫されていま
すので、皆さまの活動の参考としてください。
また、皆さまの自治体議会でも意見書が採択されましたら、ぜひ3R全国
ネット事務局まで、ご一報くださるようお願いいたします。
【栃木県】
■鹿沼市 ■大田原市 ■那須塩原市 ■日光市 ■高根沢町
(事務局 山本義美)
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■ <2> 全国各地で学習会を開催します!! 3R政策地域研究会
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昨年の国際シンポジウムや全国10か所の政策研究会での議論を経て一次案か
ら二次案にブラッシュアップされた容器包装リサイクル法改正市民案。
今年度は、この「改正市民案」が市民(消費者)に理解され、受け入れられるか
どうかについての消費者の意識と行動についての調査 ( ディプスインタビュー ) を
行いました。 この 調査結果 を踏まえて、再度全国各地で地域研究会・学習会を
開催します。
全国 各地でさらに議論を深め、多くの皆さまからのご意見を元に、 日本型の新
しい容器 包装の3R政策を内容とする「改正市民案(第三次)」 をまとめる予定
です。お近く の地域研究会にぜひともご参集ください。
メール等でのご意見もお待ちしています。
(改正市民案(第二次)は当会HPに掲載されています。)
http://www.citizens-i.org/gomi0/proposal/img/20130508.pdf
<これからの学習会日程 10/24現在>
■九州地区 日時: 11月15日(金)13:00〜16:00
○会場: 水俣市公民館3F会議室
○講師:庄司元 (3R全国ネット)
○共催:3R政策九州地域研究会九州事務局 (水俣市・ちっこ委員会)
■ 北海道地区 日時 : 11月27日(水)10:00〜12:00
○会場: 札幌エル プラザ環境研修室(札幌市北区)
○講師:中村秀次(3R全国ネット)
○共催:循環ネットワーク北海道、NPO法人環境り・ふれんず、
生活クラブ生協、ひがしリサイクルサービス
■奈良地区 日 時:12月4日(水) 15:00〜16:30
○会場:奈良市中部公民館
○講師:庄司元(3R全国ネット)
○共催: 奈良市地球温暖化対策地域協議会3Rプロジェクト
■静岡地区 日時: 2013年12月8日(日)13時30分〜
○会場:アイセル2141集会室(静岡市)
○講師: 中村秀次(3R全国ネット)
○共催: 「ゴミゼロプラン静岡」市民ネットワーク他
皆様のご参加をお待ちしています。
(事務局 中井八千代)
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■ <3>廃棄物資源循環学会で容リ法改正市民案を元に議論します!
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今年9月より容器包装リサイクル法の改正論議が始ました。 2006 年改正の際
にも、2Rが不十分であること、リサイクルの高度化が必要であることが指摘されま
したが、いまだ十分進んでいるとは言いがたい。
本企画セッションでは、審議会の最新の議論を紹介しつつ、全国の市民が連携
して提案している市民案を踏まえて、容リ法改正について自由な意見交換を行い
ます。特に2R推進とリサイクルの高度化に焦点をあてて議論します。
■日時:11月3日(日)10:45〜12:15
■会場: 北海道大学工学部第5会場
プログラム:
1.審議会の最新動向と市民案の概要
(容器包装の3Rを進める全国ネットワーク・中井八千代)
2.リサイクル事業者の取り組み(仮)(リサイクルワン・本田大作)
3.容リ法改正に向けた論点(京都府立大学・山川肇)
コーディネータ:京都大学・浅利美鈴
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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2012 年 11 月 11 日(月) 10 :00 〜 12 :00
◇ 場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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