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■ 第191号(2018年4月27日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 191号 2018 年 4 月 27 日
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<東京から、レジ袋ゼロ実現に向けて >
多くの市民活動の結果、2006年容器包装リサイクル法(容リ法)改正では、
レジ袋の削減が入れられたものの、有料化は見送られたため、地域協定
などの業界の自主取り組みにとどまっていました。
さらに、今回2016年の容リ法見直しでも、有料化反対との事業者の意見
により、何ら進展しなかったことには、悔しい思いを禁じ得ないでいたとこ
ろ、東京都が「2020年までにレジ袋無償配布ゼロ」の政策を打ち出したこ
とは、一つの光明といえます。
これを受けて「東京都レジ袋削減に向けての意見交換会」が昨年11月か
ら始まり、チェーンストア協会やフランチャイズチェーン協会などの事業者
7団体と市民2団体、2自治体、学識経験者2人が参加していますが、オ
リンピック開催までにレジ袋無償配布ゼロが実現できるかどうかは、一部
の事業者の後ろ向きの姿勢もあり微妙なところです。
先の号外でもお知らせしたTBSの放送をご覧いただいた方も多いと思い
ますが、海洋汚染対策を喫緊の課題として世界各国が取り組む中、大き
く遅れを取っている日本です。本当にこのままで良いのでしょうか。
まずキャンペーンを8月頃に実施することが決まりましたが、多くの市民の
協力と、盛り上がりが不可欠です。すでに条例化をすすめている自治体も
あり、大都市東京がここで舵を切ることは、大変重要と考えます。市民の
力を結集して、オリンピックまでに、まず東京からレジ袋無償配布をゼロに
する大きな実績を作っていきましょう。
意見交換会の参加者名簿は、下記よりご参照ください。↓
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/03/20/documents/19_01.pdf
(副運営委員長 中井 八千代)
------ 目 次 --- C o n t e n t s --------------------------------
巻頭言
1、 動画「リユースびん物語」が、You Tubeに Upされました!!
2、 イギリスでは、プラスチック製ストローが販売禁止に向かう!
3、 山梨の永井寛子さんから活動報告ー3R政策地域研究会in山梨
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■ <1>動画「リユースびん物語」が、You Tubeに Upされました!!
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この度、3R全国ネット賛同団体である「びん再使用ネットワーク」が
リユースびんを啓発するための動画「リユースびん物語」を公開しました。
内容は「日常に追われている3人の女性が、
ふとしたきっかけで、ガラスびんのリユースに出会い、
小さな変化が生まれる」
という、3人の若い女性の“プチ成長”ストーリーです。
登場人物には、プロの俳優さんだけでなく、
生協の関係者も登場しています。
ぜひ、ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=USkUZI56IE8
そして、皆様からの拡散をお願いします。
(めざせ!!10万回クリック。)
(事務局 山本義美)
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■ <2> イギリスでは、プラスチック製ストローが販売禁止に向かう!
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サステナブル・ブランドジャパンのニュースによると、
イギリスのメイ首相は今月19日、「プラスチック製品の廃棄は、世界が
直面している最も深刻な環境問題の一つ。英国は、この問題の解決において
世界をけん引するリーダーだ。
プラスチック製のレジ袋の有料化とマイクロビーズの使用禁止に続き、
使い捨てのプラスチック製ストロー、マドラー、綿棒の販売を禁止する」
と声明を出した。
年内に法制化に向けた協議が始まり、早ければ来年にも施行される。
同政府は企業に代替商品の開発を働きかける意向で、
企業が法制化に対応できるよう十分な時間をとるとする。
とのこと。
イギリスでは、パブでの生分解性ストローの採用、マクドナルドで
紙製ストローの試験的導入など、既に代替の取組みが進められているようです。
海ごみの深刻な環境問題となっているプラスチックごみの対策に、
日本でも法制化の動きを望みたいものです。
全国川ごみネットワークは昨年度、川で活動する団体を対象に
アンケートを実施しました。その結果(回答75)では、
5〜10年前に比べた川ごみ状況の変化は、
「減っている」38%
「増えている」 9%
「変わらない」41% の回答でした。(わからない、未回答合計12%)
約3分の1は、「減っている」と回答し、清掃活動の成果を感じているようです。
しかし、2分の1は、「増えている」または「変わらない」との回答。
生活の中から出るプラスチックについて、できるところからでもよいので
諸国のように発生抑制をすることが、川ごみ・海ごみの削減に
直結するのではないでしょうか。
(運営委員 伊藤浩子)
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■ <3> 山梨の永井寛子さん((NPO)スペースふう)からの活動報告
■ 3R政策地域研究会in山梨
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<脱・使い捨てプラスチック食器を目指して>
イベント時のごみの80%は使い捨てのプラスチック食器といわれています。
こうした使い捨て文化を子や孫に伝えてはいけないと、
スペースふうがリユース食器のレンタル事業を興して、
今年で15年が経ちました。
この間、リユース食器の波は全国に広がっていきましたが、
これにより日本のイベントの在り方が劇的に変わったかというと、
残念ながら、多くのイベント会場では相変わらず
使い捨てプラスチック食器のごみが氾濫しています。
日本の経済システムの中にあって、
「環境」だけでリユース食器を普及することの難しさを痛感しています。
しかし近年、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻な環境問題となり、
「脱使い捨てプラスチック」の動きが世界各地で活発化する中、
私たちは改めてリユース食器普及の意義を広め、
加速化への道を拓いていかねばならないと考えています。
山梨ではこのほど「ごみゼロがつなぐ山・川・海」をテーマに、
県内のネットワークを立ち上げ、足元からのプラごみゼロ運動を始めました。
また下記の要領で恒例の「ふうネットサミット」を開催します。
是非、お出かけください。
第12回 ふうネットサミット
日時 6月16日(土)13:00
場所 新宿西口 「エコギャラリー新宿」
テーマ 「海のプラスチック汚染への挑戦〜なぜリユース食器なのか〜」
講師 原田禎夫氏(大阪商業大学准教授)
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事務局からのお知らせ
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● 会議開催日程
◎ 運営委員会
◇ 2018 年 5 月23 日(水) 14:00 〜 17:00
場所:市民運動全国センターです。
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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