「メールニュース」 バックナンバー
■ 第222号(2021年1月16日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 222号 2021 年 1 月 16 日
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謹んで初春のお慶びを申し上げます。
コロナ禍のなかでの年明けでしたが、皆さまには、くれぐれもご自愛ください。
コロナ後のグリーンリカバリーに向けても、世界と連帯し持続可能なゴールを
めざしていく年にしたいと思います。
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本年、3R全国ネットでは、「プラスチック削減」オンライン連続
セミナーを開催します。
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海洋プラスチック汚染が世界的な問題となって久しい今日、
日本でも「今後のプラスチック資源循環施策の基本的方向性」
に基づき、製品プラスチックも含むプラスチック廃棄物の
一括回収が検討されていることをご報告しました。
この内容が法案として、1月18日開会予定の通常国会に
「プラスチック資源循環の促進等に関する法律」
(プラスチック資源循環促進法)」として提出される予定です。
これに先立ち、昨年7月には、長年主張してきたレジ袋有料化が
ようやく実現しました。しかし、そもそものプラスチックごみの
発生抑制やリユースの具体策は、容器包装リサイクル法の再度の見直し
でも取り入れられず、今回提出される予定の新法案にどこまで
盛り込まれるか、懸念されるところです。
そこで当会は、2月から8月までの予定で、毎月、各分野の専門家の方に、
現状の問題点や解決策などを、詳しく、分かりやすく解説していただく
連続セミナーをオンラインで開催します。
生まれた時から使い捨てプラスチックに囲まれて育った世代や
関心の薄い人にこの危機的状況を伝え、削減行動につなげられるかがカギです。
この連続セミナーを通して、一人でも多くの人が、
プラスチック削減に向けて、今、自分にできることから
動き始める契機になってほしいと願っています。
(運営委員長 中井八千代)
----- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------
巻頭言
<1> 「プラスチック削減」オンライン連続セミナーを開催します!!
<2> 【レポート】 農業用の被覆肥料カプセルが大量に散乱
<3> 大阪びんリユース推進協議会・西村さんからの活動報告
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■<1> 「プラスチック削減」オンライン連続セミナーを開催します!!
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まず初めは、マイクロプラスチックの第一人者であり、国連の
海洋汚染専門家会議メンバーとして、海洋プラスチック汚染問題に取り組んで
おられる東京農工大の高田先生をお招きします。
第一回 2/27 (土) 10:00〜11:30 高田秀重 東京農工大学教授
「 持続可能な社会とプラスチックフリー 」
詳しくは下記のちらしをご参照ください。↓
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/210227online.pdf
▼参加費無料
▼申込み件名:「第一回プラスチック削減オンライン連続
セミナー参加申し込み」とし、氏名、所属、TELを明記の上、
▼ 申し込み先: reuse@citizens-i.org 迄
※申込後、入力いただいたメールアドレスに、お申込みを受け
付けた旨と参加URLをお送りします。
ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
▼次回以降の講座予定
第二回 3/16 (火) 19:30〜21:00 原田禎夫 大阪産業大学准教授
「海洋プラスチック汚染に立ち向かうために
〜脱プラスチック、そして脱炭素社会へ〜」
第三回 4/15 (木) 19:30〜21:00 浅利美鈴 京都大学准教授
「プラスチックとの持続可能な関係性とは?
〜多様なステークホルダーとの共創事例〜」
(運営委員長 中井八千代)
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■<2> <レポート> 農業用の被覆肥料カプセルが大量に散乱
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水田などから流出したプラスチックの肥料殻が海岸や河口付近で大量に
見つかっています。
カプセルに入った肥料が数か月にわたってゆっくりと土壌中に溶出すので
肥料を撒く回数が減るので農家さんに重宝がられているものです。
肥料成分の出た殻は浮いて排水されていますが、これがプラスチックと
いうことを知らない農家さんも多いようです。
岡山県南河口域で釣りを楽しみながらごみ拾いも行う方が、
あまりに大量の肥料殻の漂着を問題として、拾うと共に発信も
続けたところ、昨年11月に山陽新聞の1面に取り上げられました。
その後、お一人でなくSNSなどで呼びかけ周囲を巻き込み
ごみ拾いを行ったり、県議会議員を案内するなど活動は
広がっています。
この被覆肥料カプセルは岡山県だけでなく全国の多くの河川
でもマイクロプラスチックとして問題となっています。
まずは、圃場から流出されない策が取られることが喫緊の課題
でしょうが、利用者に委ねられるのではなく、プラスチックを
使わない製品の開発を生産者責任としてすすめていただきたい
ものです。
(運営委員 伊藤浩子)
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■ <3>大阪びんリユース推進協議会・西村優子さんからの活動報告
■ <3R政策地域研究会in大阪>
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大阪では「町に給水スポットを!」というキャッチフレーズで使い捨て
容器の削減を目指し、8月30日リフィール大阪キックオフ集会を開催しました。
リフィールジャパンの呼びかけに応じたもので、事務局の
大阪府民環境会議メンバーである「大阪びんリユース推進
協議会」代表西村と「Rびんプロジェクト」代表岡見が
参加しました。
日本の水道水は検査項目が51項目と、ミネラルウォーターの
14項目に比して厳しく、安全性は世界でもトップ。
また何と言っても500mlの値段は0.05円と圧倒的に優位です。
集会に先立ち、既存の水飲み場の調査や街頭アンケートを行い
ましたが、夏だったこともあり、熱中症対策にもなると給水
スポットの設置には賛成が多数。
マイボトル持参率は約半数でした。
また11月6日?8日にはロハスフェスタ万博にて、リフィール
ジャパン協力のもと、会場に給水機を設置、多くの人にマイボトル
やリユースカップで給水を体験していただきました。
その様子を見て、給水機がワンウェイ容器の削減に有効である
ことを実感。活動のままならぬ状況ではありますが、
リフィール大阪として今後も活動を展開していけたらと思います。
------------------- 事務局からのお知らせ------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2021年 2月10日(水)19:30〜21:30・ ZOOM会議
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。
ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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