「メールニュース」 バックナンバー
■ 第234号(2022年1月15日発行)
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容器包装の3Rを進める全国ネットワークニュース
第 234号 2021 年 1 月 15 日
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スタッフとして関わっている「台東区こども環境委員会」で「マイクロプラスチックストーリー ?ぼくらがつくる2050年?」を視聴しました。こども環境委員会では、これまでにも使い捨てプラスチックの問題点を色々と調べてきました。そして、どうしたらその使用を減らすことができるか、自分たちの未来はどんな世界になって欲しいかを考えてきました。
今年も、自動販売機とプラスチックごみのこと、資源物の中間処理施設の見学、買い物の時に注意をすること、など、プラスチック問題を考えてきましたので、自分たちと同年代のニューヨークの子どもたちの活動にとても興味を持っていました。大人たちが1週間に一度プラスチックのことをこどもたちに伝え、その学びを行動に移していく事について印象に残ったようで感想も多く書かれていました。もっと学びたいと考えている子どもにとってはとても羨ましい環境だと思えたことでしょう。こども環境委員会は月に一度の開催で環境に関して取り上げるテーマも多方面に渡るため、なかなか映画のような深い学びの場を子どもたちに提供することが出来ません。これまでも、パネルにまとめ、イベント会場などで発表してきましたが、これからは社会に対してもっと違った形で働きかけをすることができるのではないかと思っています。
自分の今の行動が、自分の未来に対してどのような影響を与えてくるのか、多くの人に伝え、行動に移してもらうにはどうしたら良いのか、未来の大人たちと一緒に考え、発信していきます。
(運営委員 善財裕美)
----- 目 次 --- C o n t e n t s -------------------------------
巻頭言
<1> 政府のプラごみ対策新法政省令に対しNGO27団体が共同提言を提出
< 減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク>
<2> 【レポート】 プラスチックごみの輸出
<3> 地域からの報告 京都市ごみ減量会議 堀孝弘さんからの報告
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■<1> 政府のプラごみ対策新法政省令に対しNGO27団体が共同提言を提出
■ 減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク
■ (2022年1月14日)
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<スプーン等の選択的有料化では不十分、包括的な規制強化による大量生産・大量消費からの脱却を>
私たち「減プラスチック社会を実現するNGOネットワーク」のメンバーおよび賛同27団体は、昨日14日に閣議決定された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック新法)の政省令等(以下、本政省令)」について、山口壯環境大臣および萩生田光一経済産業大臣あての提言書を策定、発表しました
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/220114teigen.pdf
http://www.citizens-i.org/gomi0/pdf/220114release.pdf
2021年6月に成立した「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック新法)」の具体的な内容を定めた政省令が、1月14日に閣議決定され、今年4月より施行されることとなりました(https://www.env.go.jp/press/110313.html) 。
減プラスチック社会を実現するNGOネットワークは、プラスチック新法に関連し、より包括的かつ実効性のある政策の導入を目指し継続的に改善を働きかけてきましたが、依然として反映されていないため、このたび本提言書を発表します。私たちは世界的に深刻なプラスチック汚染の本質的な解決に向けて、引き続き政府へ政策改善の働きかけを続けていきます。
プラスチック新法で注目されるスプーンやフォーク等の選択的有料化では、プラスチック全体を十分に削減することはできません。そこで、意欲的で明確な発生抑制目標の下で、必ずしも必要のない主要な使い捨てプラスチックを広く選定し、提供禁止や有料化することで、大量生産・大量消費を前提とした社会の枠組みを変えていくことを求めています。また、マイクロプラスチックや漁具、農業用資材などを含め、プラスチック汚染問題全体を包括した基本理念となる「基本法」を新たに制定の上、それに基づき法規制を整備し、環境流出と気候変動問題の双方を確実に改善していくことを要請しています。
(運営委員長 中井八千代)
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■<2>【レポート】 プラスチックごみの輸出
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2020年にプラスチックごみを輸出した国は、NGOのEIAが国連商品貿易統計データベースから求めたところによると、多い順にドイツ、日本、アメリカでした。トルコのトルコ語の「緑の新聞」に載っていた「プラスチックごみの未知の旅:ドイツからトルコへ、トルコからベトナムへ」という記事を紹介します。
トルコの港では、400近くのコンテナに入ったドイツの食品などの混じった汚いプラスチックごみが1年以上経過して、腐っています。トルコ環境省がごみをドイツに送り返す試みが失敗したとき、ごみの一部はベトナムへの新しい旅に乗り出しました。トルコ環境省は廃棄物が違法にトルコに送られたと発表しました。したがって、ゴミはドイツに返還されなければなりませんでした。
しかし、今、このごみの一部は世界のまったく別の場所にあります。ほんの数日前、30を超えるコンテナが貨物船に積み替えられました。ベトナムのハイフォン港に向かいます。 出荷書類によると、ごみは2021年12月末までに到着する予定です。
ところが別のニュースによると、前述のコンテナはギリシャのピレウス港でNGOによって止められました。OECD加盟国ではなく、途上国のベトナム行きのプラスチックごみは、NGOはドイツに返されなければならないと主張しましたが、どうなるでしょうか?
2021年1月からバーゼル条約で汚れたプラスチックごみは相手国の同意がなければ輸出できなくなったはずですが、EUはOECD加盟国以外の途上国への輸出は禁止しました。トルコはOECD加盟国ですが、途上国であってプラスチックごみの処理ができません。外国のプラスチックごみが道ばたで燃やされたりしていました。トルコはプラスチックごみの輸入のほとんどを禁止しました。
サーキュラーエコノミーと言っていますが、汚いプラスチックごみはリサイクルできないのです。
(運営委員 小寺正明)
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■<3> 京都市ごみ減量推進会議 堀孝弘さんからの報告
■ <3R政策地域研究会in京都 >
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京都市が昨年3月PETボトルなどの使い捨てプラスチックや食品ロスなどを対象に、全国的に見ても先進的な削減目標を盛り込んだ「循環型社会推進基本計画(京・資源めぐるプラン)」を策定したことについて、前回の報告でお伝えしました。これを受けて、昨秋以下のイベントを実施しました。
10月24日「京都から減プラ 市民行動」
京都市の担当部長を招き、市の事業予定の報告を受けるとともに、高月紘(ハイムーン)先生、原田禎夫先生、浅利美鈴先生らと、ごみ減における2Rなど大切にすべき考え方を共有しました。記録動画を作成しています。どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=scf8eWzAvhU&t=4111sl
11月28日「京都のプラごみ削減活動団体と出会う日」
京都市内でプラごみ削減活動に取り組む8団体と京都市の担当課長に来てもらい、それぞれの団体の取組紹介とともに、登壇者らとこれからのごみ減活動を進めるうえで、行政と市民団体の協力がこれまで以上に高まっていることを確認しました。
記録動画https://www.youtube.com/watch?v=BTmHlBKndDc
これに続く活動として、2月15日には、京都市廃棄物減量等推進審議会の酒井会長を招き、市内の減プラ活動団体間の連携をどのようなに深めるか、取組の弱い分野・対象に対して、どのような働きかけができるか話し合います。
シングルユースプラスチックの削減をレジ袋やプラ製カトラリー・ストローからさらに発展させ、ペットボトル、紙おむつ、イベントのプラ製容器包装、ビニール傘の他、行政回収対象ではない事業者排出分も視野に入れて、地域をあげた削減活動を進めたいと考えています。
もちろんどこの団体も現在取り組んでいる活動で手一杯です。ごみ減は市内諸団体の仲介役だけでなく、実働面でも汗をかき泥をかぶって推進役も努めたいと考えています。全国の皆さんの応援も期待しています。
------------------- 事務局からのお知らせ------------------------------
● 会議開催日程
◎ 運営委員会 : 2021年1月18日(火) 19:30〜21:30・ ZOOM会議
※ ニュースはご参加、お問合せをいただいた皆さまに BCC でお送りしています。ご不要の方はご連絡ください。
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容器包装の3Rを進める全国ネットワーク事務局
E-mail : reuse@citizens-i.org
URL : http://www.citizens-i.org/gomi0/
〒 102-0082 東京都千代田区一番町9−7 一番町村上ビル6F
市民 運動全国センター内
TEL/03-3234-3844 FAX/03-3263-9463
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