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学習会『容器包装リサイクル法の現状と次期見直しに向けた課題』

環境省森下室長

2011年10月5日、環境省リサイクル推進室の森下哲室長と沼田正樹室長補佐をお招きして、学習会を行いました。概要は以下のとおりです。

■テーマ 『容器包装リサイクル法の現状と次期見直しに向けた課題』
【日 時】 10月5日(水)14:00〜16:30
【場 所】 飯田橋セントラルプラザ 17F(教室T・U)

森下室長からは、前回の法改正以降の容器包装リサイクル法の現状についてのご報告と次期見直しに向けた課題についてご講演いただきました。次期見直しのポイントとしては、前回の改正時の主な論点の指摘がありました。
○前回法改正時の主な論点

  • リデュース・リユースの促進(「大量消費・大量リサイクル」への批判、リユース容器の衰退への対応etc)
  • 分別収集・選別保管の在り方(市町村及び事業者の責任範囲、店頭回収・集団回収の位置付けetc)
  • 再商品化手法の見直し(プラスチック製容器包装)
  • その他(対象範囲、輸出の位置付けetc)

その後、1時間20分というたっぷりとした時間を使って、質疑と意見交換ができました。
参加者からの質疑・意見に対する環境省からのコメントは、概ね以下のとおりです。

  • 請願の採択を受け、政府の見解を定期的に国会に報告することになるが、請願事項については重要な論点として検討していることを、年内に報告することになる。
  • 多くの自治体が廃棄物会計に取り組めるよう、呼びかけや支援をすすめたい。
  • 法の見直し時期は2013年4月であるが、いつ審議会を立ち上げるかは決まっていない。
  • 新しい審議会では、前回の審議会による「中間とりまとめ」の内容についても、経過として押さえながら、検討することになる。
  • 実際には、容リ法の見直しは経済産業省との共管ですすめることになるであろう。
  • 審議会が立ち上がる前に、幅広い関係当事者が、胸襟を開いて意見交換できるような(審議会とは異なる)“研究会”を開催したいと考えている。

(文責/3R全国ネット事務局)