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3R政策地域研究会in新潟で公開学習会

2012年10月20日(土) 容器包装の3R政策地域研究会 in 新潟 公開学習会
「使い捨てNO!2013年の改正容器包装リサイクル法に意見を届けよう!」 を開催しました。

【日時】 2012年10月20日(土)13時?16時
【会場】 亀田駅前地域交流センター3F 多目的ルーム
【主催】 容器包装の3Rを進める全国ネットワーク
【共催】 てtoて倶楽部(新潟ガラスリサイクルセンター(株)内)
【後援】 新潟県総合生協

○開会の挨拶:佐々木 功 新潟県総合生協
○講師: 山本義美氏 「第1次市民案説明」3R全国ネット運営委員
      吉岡 直氏 「新潟市のごみ処理政策について」新潟市廃棄物政策課 
○事例発表1.渡辺 健氏 「ビッグスワンから250万県民へ」 元4万人のごみゼロプロジェクト
○事例発表2.佐藤 紀氏 「調味料でのリユースびんへの取組」 マルタ食品(株)小須戸工場長 
○事例発表3.永澤由紀子 「リユース食器の普及と課題」 てtoて倶楽部顧問 
○参加者: 山崎銅鉄店(有価物回収業者)、元4万人のごみゼロプロジェクト、新潟ガラスリサイクルセンター(株)、てtoて倶楽部、新潟県総合生協、三条市議員、新潟市議員、他

===発言要旨(開会挨拶、新潟市、事例発表) ===

■開会の挨拶『2009年に見直しに向けて動き出し、2010年には、全国で39万4千筆の署名を集め、地方議会からの意見書提出も働きかけた結果、2011年8月31日の衆・参環境委員会で請願が採択されました。更に2Rを推進する市民団体として3R全国ネットは、10月6日、経産省・環境省・農水省合同のヒヤリングを受けています。市民目線で納得のいくものになるよう、活発な発言をお願いいたします。』
■新潟市『環境先進都市として、10種13分別回収し、7種は資源物です。枝葉回収によってリサイクル率が高くなっています。平成24年6月から小型家電回収のモデル事業を開始しました。 リデユース・リユースへの取組は遅れています。市民案と同じような趣旨の意見書を提出しています。
マイボトルでお得に飲料が買えるスポットを紹介した、「マイボトルガイド」を発行しています。』
■事例発表1.『2003年からアルビレックス新潟(J1)のホームゲームでごみの実態調査を開始。使い捨てられた紙コップの数量を確認する等の活動をきっかけとして、2005年にリユースカップ導入が実現しました。同時に、「ゴミオモチカエリプロジェクト」も始動し、持ち込みごみは持ち帰ってもらう呼びかけも行いました。』
事例発表2.創業140年になります。主に生協や農協に出荷し、スーパーには出荷していません。醤油を年に8万本出荷しているが、68%だったリユースびんが直近3ヶ月では新びん60%にとってかわられています。新びんは高いです。ペットボトルに替えると商品価格は100円ほど安くなります。容器はメーカーの選択責任もあるのかなと考えています。改正市民案では、自治体のゴミ分別収集、選別保管をする費用を商品価格に転嫁するとあるが、末端価格が上がり消費者の理解が得られるか、売れなくなるのでないか、不安はあります。』
■事例発表3.『2009年の新潟国体で、新潟市がリユースカップを製作。市内11会場で使用し、14万3千個の紙コップを削減しました。千葉国体、山口国体と引き継がれています。 遠方に輸送する場合のCO2排出を課題と考えているが、一つの県に2カ所程度のリユース食器レンタル拠点ができるような循環型社会が実現すれば解消されます。 環境省がリユース食器の衛生検査を実施し、学校給食の基準を大きく上回る結果となりました。環境省は報告書にまとめ、6月に都道府県に配布してリユース食器利用の促進を図っています。』

===会場からの質問と意見など ===

■ 3Rの徹底で合理化が進み、処理業者が低価格の受託になるのではないか。
■リユースペットボトルの話はどうなっているのか。
■リサイクル費用の内部化をメーカーはどう受け止めているのか。ペットボトルメーカーの動向が知りたい。
■リサイクル費用が内部化されて商品価格が上がると消費が減退しないか。
■2R優先社会になったら、リサイクル(中間処理)を業としている当社は成り立っていかない。 無料回収が横行しているが、正当なルートを保証する制度整備が必要。 2R優先の市民案は、税金での処理費用負担をやめることに重きを置くのか、資源の少ない日本で有用資源を回すことに重きを置くのかがはっきりしない。
■アルビレックス新潟(J1)でリユースカップが導入されて、野球場ではなぜ導入されないのか。
■現在のリユースびんは大きさがマチマチで洗いにくい。
■新潟市の学校牛乳のびんの割合を知りたい。びん牛乳普及の可能性はあるのか。
■小型家電の回収・リサイクルは各自治体に義務づけられているのか。
■弁当容器(新潟市はその他プラとして回収)は回収された後どうなっているのか。
■リユースびん促進の制度整備が必要。
■生ごみ処理機の環境評価はどうか。
■ペットボトルのボトルtoボトルの目標値を市民案では定めているのか。