日韓市民社会フォーラム2010
「東アジアの平和と日韓市民社会の役割
〜これまでの100年、これからの100年〜」

 2010年は、1910年の日韓併合から100年という節目の年です。足掛け9年にわたる様々な社会問題に取り組む日韓市民社会相互の交流では、北東アジアの平和に向けた私たち市民の役割について議論してきました。そして、地域に「市民の政府」をどうつくるのか、お互いの歴史認識をどう共有するのか、自立した個人からなる社会をどうつくるのか、などについて意見を交換する中で、日韓それぞれの市民社会の差異を認識する一方で、とりわけ地域や生活レベルの活動と課題の類似性・同一性、そして交流の意義を実感することができました。
 100年前の日韓併合は、国と国との条約という形式をとって行われましたが、今回のフォーラムでは、日本に暮らす市民と韓国に暮らす市民がともに協力し合い、これからの100年を平和な東アジアとするために何ができるのかを議論したいと思います。そして@地域づくり、A市民自治と議会、B国際協力と北東アジアの平和と人権という3つのテーマ分科会を設け、個々の課題についての新しいネットワークの構築や地域レベルでの取り組みの共有化・交流の促進、そして新しい市民社会の担い手づくりも行っていきます。ぜひご参加ください。

主催:〈日〉日韓市民社会フォーラム実行委員会・〈韓〉アジア市民社会運動研究院
共催:法政大学ボアソナード記念現代法研究所
日 程:分科会 2010年10月2日(土)
    全体会    10月3日(日)
場 所:分科会(横浜市青葉区、新宿区、日比谷公園など)
    全体会 法政大学 市谷キャンパス スカイホール
参加費:一般 2,000円/議員 6,000円/学生 1,000円
     懇親会(10/2夜@YMCAアジア青少年センター) 5,000円
申込先:日韓市民社会フォーラム実行委員会 事務局
     E-mail jkcsf@citizens-i.org  TEL 03-3234-3844 FAX 03-3263-9463
     〒102-0083 東京都千代田区麹町2-7-3-2F 市民立法機構 気付

★参加申込みはこちらまで

10月2日(土)分科会

※以下の内容は変更の可能性があります

第1分科会「地域づくり」

 地域の疲弊が大きな問題となるなかで、食と農、自然エネルギーなどをベースにしたまちづくりも日韓双方の地域で着実に進んできている。グローバリゼーションがもたらす金融危機や食や雇用の不安に対して、いのちを守り、人が集う地域づくりをどのように進めるのか、人と人、人と自然の関係性の豊かさの価値の共有をめざす。
コーディネーター:大江正章(コモンズ代表)/車明斎(東国大学教授)
★分科会の詳細はこちらをご覧ください

第2分科会「市民自治と議会」

日韓それぞれでさまざまな市民による自治をめざした試みがなされている。新宿区における自治基本条例などを題材に、討議民主主義や議会主導の条例づくりについて、日韓の市民、研究者、自治体議員が一緒になって、市民の代表である議会を活用したこれからの自治の在り方をさぐる。
コーディネーター:菅原敏夫(地方自治総合研究所研究員)/呉在一(全南大学教授)
★分科会の詳細はこちらをご覧ください

第3分科会「国際協力と北東アジアの平和と人権」

現在の国際協力関する議論を踏まえ、日本と韓国の市民は今後どのような100
年を迎えるべきか、北東アジアにおける平和と人権を視野に入れながら、国際協
力の課題と韓日市民社会の役割を考える。
コーディネーター:高橋清貴(日本国際ボランティアセンター調査研究担当)/徐京錫(分ち合いとよろこび)
★分科会の詳細はこちらをご覧ください

懇親会(18:00〜@YMCAアジア青少年センター)

10月3日(日)全体会

会場:法政大学 市ケ谷キャンパス スカイホール(JR「市ケ谷」駅徒歩5分)

※以下、敬称略

9:30 開会挨拶
    〈日〉三宅弘(日本側実行委員長)/〈韓〉呉在一(韓国側組織委員長)
9:45 基調講演「日本と韓国――これまでの100年、これからの100年」
    〈日〉田中宏(自由人権協会代表理事)
10:30〈韓〉姜ムンギュ(アジア市民社会運動研究院院長)
11:15 質疑応答&総合討論
     指定討論者〈日〉杉田敦(法政大学教授)
          〈韓〉李貞玉(大邱カトリック大学教授)
12:30 共同決議文採択

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